エジプト旅行の勧め-29〜旅行報告8

エドフというところにあるホルス神殿です。正面裏。周壁の下が黒いのは、水がしみ出しているからです。

このような現象は、大スフィンクスなど他の遺跡にも起こっています。巨大ダムをつくったことによるナイル川周辺の気候の変化や、地球温暖化によって、地下水位が上がってきているのです。遺跡の彫刻がはがれてきています。建物の強度も弱くなっています。崩れるのも時間の問題です。
エジプト政府や世界の学者が修復等しているそうですが、追いついていません。いたちごっこ。神殿を造ったのも、環境を壊したのも、修復をしているのも、他人事のように見ているのも、私たち人間です。