「日本人の病気観」を読んで

単なる読書感想文になりますが。
毎朝、日本人が家の玄関を掃いたり水を撒いたりするのは、玄関が「外」と「内」の境界だからであり、外の汚れ(けがれ)を家に持ち込まない為だとのことです。実際に汚れ(よごれ)ているかどうかは関係なく、空間を毎日清めて、更新しないといけないのだとか。
納得させられました。実家にいた頃、よく母親にその理由を聞いていたものです。母親からは「せんなんもんは、せんなんが」という返事しか返ってこなくて。嫁いだ現在、汚れたときしか玄関掃除をしていない我が家です。反省。
アパート暮らしだから、水もめったに流さないのですが。今日はきちんと清めておきました。アパートだから、自分の部屋の入り口と、アパートの入り口と、玄関が二つあってたいへんなんだわ。

日本人の病気観―象徴人類学的考察

日本人の病気観―象徴人類学的考察